↓以前も記事に書きましたが、その後も漢字学習のやり方を模索していました。
1・2年生の漢字は基礎の基礎なので、今があやふやだとこの先の漢字学習がどんどん辛くなると思います。
逆に言うと1・2年生を抜けたら、漢字同士を組み合わせて記憶していく事が出来るので簡単に覚えられるはずです。
私が子供の頃はそれを知らなかったので、毎回新しい漢字として覚え続けて大変だったなと大人になって思います。
だからか、ついつい力が入ってしまい空回りしていましたが、良い教材に出会えたのでご紹介!
書くのが嫌いな男子はどうすれば漢字が覚えられのだろう?!
息子の問題点
- 書くことが嫌い
- 習った直後は覚えるが、定着が甘い
- 細部が曖昧
- 同じ読みで間違える。「こん虫」を「こん中」など
- 送りカナを間違えやすい
- 漢字学習への拒否反応が酷い
あまりに漢字学習を嫌がるので、先取り学習は諦めて学校で習ったものを定着させる事に方向転換したのですが、
書くのが嫌い→楽しくない→苦行→イライラの無限ループに入ってしまいます。
どうしたもんだか・・・です。
とりあえず、いろいろ試してみる
(↑は息子の字です)
- 七田式小学生プリント(2年生こくご)→×(NO1でお休み中)
- 教科書ぴったりドリル→×(嫌だそうです)
- 私が手を取って毎日5分間だけ漢字を書く→×(イヤイヤ感が酷い。疲)
- ゲームのように、2年生で習う漢字を部首別に書き出す。→〇(そこそこ楽しげ)
書く事への拒否反応がやはり酷く、イヤイヤ書くので字も酷いんですよね。
部首とパーツとして、ゲームのように覚えられないか?
いろいろ試した結果、部首とパーツという覚え方は息子にはあっていそうです。
漢字に触れる機会が少ない息子(インターに在籍)には漢字の細部があいまいになりがちです。パーツで覚える事であいまいさを回避できるのでは?と考えました。
例えば
- 国→「くにがまえ(囗)」に「たま(玉)」
- 図→「くにがまえ」に「ツ」に「ヽてん」
- 園→「くにがまえ」に「遠の右側」
- 回→「くにがまえ」に「くち(口)」
部首は一度その形と書き順を覚えてしまえば、次からは部首以外のパーツを覚えたら良いので、1-2年生を超えたらぐっと覚えやすくなるはずです。
書くのが嫌いならこれで覚えてもらおうと、手作り漢字カードを作ろうと思ったのですが、大変すぎて早々に断念しました。疲
市販の漢字カード
手作りは厳しいと悟ったので、市販品に頼ろうと思ったのですが、部首ではなく言葉遊び的に覚えるようです。
「目とハ(歯)があるよ。貝だけど」のようなイメージしやすいものは良いですが、無数にある漢字全部のダジャレ?じゅもん?で覚えるのは逆に大変だと思います。
唱える系の物は何種類か見ましたが、1-2年生だと部首として覚えない物ばかりでした。習っていないからという事なのかな??
そんな時出会ったのがミチムラ式漢字カードです。
ミチムラ式漢字学習法(漢字カード・漢字ebook)
ミチムラ式漢字カードって何?
盲学校の漢字学習用としてスタートした教材で、ディスレクシアや学習(読み書き)障害のお子さんにも良いそうです。
部首と部品(パーツ)を覚えて、その組み合わせを唱えて覚えていく漢字学習法です。書くことが嫌いな息子にぴったりだし、私が教えたいと思っていた覚え方です。
部首とパーツって何個覚えるの?
HPによると、小学校1年生から中学校3年生まで習う2,136文字は268の部首とパーツを覚える事で書くことが出来るそうです。凄いですよね!
一覧(↓)で見ると、1-3年生の漢字がしっかり出来ていれば、4年生以降の漢字学習が楽になるのが分かります。
ミチムラ式漢字学習法の特徴 | 唱えて覚えよう | ミチムラ式漢字学習法 (kanji.cloud)
漢字カードとebook(電子書籍)
今年、ebook(電子書籍)が発売になったようで、私はebookを購入しました。(AppleBookで無料サンプルも見る事が出来ます。2年生は1800円です)
YouTubeのサンプル動画はコチラ(音がでます)
https://m.youtube.com/watch?v=_eUwk3zUlHc
ebook(電子書籍)なので使い慣れないところもありますが、情報量が素晴らしいです。熟語もたくさん出ているし、画像で熟語の意味を知る事が出来るので、語彙力の無い息子にぴったりです。
毎晩、音読の後にベットに寝そべって勉強中
まだ使いだして日が浅いのですが、今のところ順調です。夜ベットに寝っ転がって漢字の勉強をしています。少しずつ部首・パーツに慣れていけば、漢字学習が楽しくなると期待しています。
また息子の様子、習得度など、記録していきますね。
ミチムラ式は、まだあまり知られていない気がするのですが、2年生の漢字学習に躓きはじめた今、出会えてよかったと思える教材です。
「とめ・はね・はらい」の話
家で漢字を教えている時「とめ・はね・はらい」をきちんと書かせよう思うとキツイものがあります。
と言われながらも「でもやっぱりこれではバツだよね・・・」と思う大きなミスは注意しています。でもどこまで注意すればいいのか、ただでさえ書くのが嫌いなのに細かく言うほどに、漢字嫌いな子にしているような恐怖感がありました。
で、道村先生のこちらのページが心にストンと入ってきました。
(ここから引用)覚えた漢字が使ってある言葉を多く知っている、そしてそれらの言葉を使えることのほうが、もっと大事です。
いまの子どもたちが大学に進学したり、社会に出る頃には、文字を手書きする機会はきっとさらに減っているでしょう。そんなこれからの時代に大切なのは、正確な字を書けるかということよりも、まずは読めること。そして正しい漢字を選択して使える、入力できることではないでしょうか。
さらにいえば、どれだけ多くの言葉を知っていて、どれだけ多くの言葉を使いこなせるか。(~引用ここまで)
漢字の「とめ・はね・はらい」はどこまで気をつけるべき? | 唱えて覚えよう | ミチムラ式漢字学習法 (kanji.cloud)
正にコレ!ほんとその通りです。
インターナショナルスクール(小学校)を選んでしまった私の負い目からか、漢字の指導に力が入りすぎて空回りしていましたが、息子が漢字を嫌いにならない事、読める事、使える事が重要なんだと改めて思いました。
さあ、今日もがんばろう!